
| ミノルタ α7700iの使い方 2008/7/31 |
1988年5月に85,000円(デート付)で発売されたミノルタα7700iをご紹介します。【関連リンク】 コニカミノルタ >一眼レフカメラ(αシリーズ)取扱説明書(PDF) > α7700i ミノルタの歩み 1988 ミノルタα-7700i ウィキペディア >1988年 YouTube > 1988年 |
電源は"2CR5"というリチウム電池を使用します。充電式ではなく使い切り型です。"2CR5"は現在でもホームセンターなどで容易に入手できます。価格はひとつ1,000円前後です。探せば600円前後で販売しているお店もあるようです。 電池室の蓋は着脱式です。蝶番(ちょうつがい)で開閉するタイプではありませんので、紛失にご注意下さい。また、ジャンク品で入手する場合は電池蓋の有無をご確認下さい。 下は各部名称です。 |
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レンズ根元付近には直径5mm前後の丸いボタンがあります。名前の刻印が無いのですが、これは「マニュアル絞りボタン」です。撮影モードを"M"(マニュアル)にした場合、「絞り」と「シャッタースピード」の二つの値を操作することになります。しかし、操作する「アップダウンキー」はひとつしかありません。そこで、「マニュアル絞りボタン」を押しながら「アップダウンキー」を操作すると「絞り」の値を変更できるようになっています。 レンズを外す際は、「レンズ交換ボタン」を押しながらレンズを反時計回り(左回り)に回します。 レンズを装着する際は、レンズ根元の赤い指標と、マウント部分にある赤い印の位置を合わせ、時計回り(右回り)に回すとロックされます。 |
底部です。 |
| フィルムを入れる |
「裏ぶた開放ボタン」を押しながらレバーを押し下げます。すると「パカッ」という音とともに裏ふたが開きます。※裏ふたを開ける前に、撮影途中のフィルムが入っていないかどうかを確認しましょう。フィルムの有無は裏ふたの左側にある小窓で確認できます。 |
開きました。 |
【1】フィルムの凸側を先に軸にはめ込み、【2】その後フィルム缶(パトローネ)全体を入れます。 |
フィルムを平らに伸ばします。 |
先端部分を赤い指標の位置まで伸ばします。この状態で蓋を閉じれば完了です。手動巻き上げ・巻き戻し時代のクラッシックカメラのように、フィルム先端を軸に差し込んだりする作業は不要です。 |
フィルムが正常にセットされていない場合は、「ピピピピピー」という警告ブザーが鳴るとともに、撮影枚数の"0"が点滅して異常を知らせます。正常にセットされていれば、「ムギュー・・・カチッ」というモーターの短い巻き上げ音がした後に撮影枚数が"1"と表示されます。 <ご注意> 撮影中に裏蓋を開けてしまうと、フィルムに光が当たって「感光」してしまい、撮影したカットが台無しになってしまいます。 |
撮影枚数は「加算式」です。フィルムを入れると"1"と表示され、撮影するにつれて「1,2,3,・・・24」となります。 |
フィルムの最終コマを撮影し終わると、自動でフィルムの巻き戻しが始まります。「ウィィィ・・・ン」というモーター音が続いた後に、フィルム缶のマークが点滅すると巻き戻し終了です。 |
途中で巻き戻したい場合は、右手側のパネルを開き、「途中巻き戻しボタン」を押します。なお、フィルムの感度は自動的にセットされますので、一般的な使い方の範囲であれば"ISO"ボタンでセットする必要はありません。 |
| 撮影モードの変更 露出補正 |
各モードの変更方法です。左肩部分にある"MODE"ボタンを押しながら、右側にある「アップダウンレバー」を操作すると、"A"→"M"→"S"の順番で変化します。 "P"にする場合は[P]プルグラムセットボタンを押します。 |
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露出補正する場合です。セレクトキー▲を押すと、「露出補正」→「1コマ・連射」→「ワイドフォーカス・スポットフォーカス」の順番で、変更したい項目が切り替わります。 その後に"FUNC"(ファンクションボタン)を押しながらアップダウンキーを操作します。 0.5EV単位で+/- 4EVの補正ができます。 電源を切ってもセレクトキー▲の位置は保存されるので、実際には"FUNC"+「アップダウンレバー」の操作のみで露出補正できます。 |
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各撮影モードの液晶表示です。シャッターボタンを半押しすれば、「絞り」と「シャッタースピード」の2つの値が表示されます。 |
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| フラッシュを使った撮影 | |||||||||||||||
α7700iはフラッシュが装備されていません。そのため別途フラッシュを用意する必要があります。左の画像は3500xiを装着した状態です。 |
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1985年に発売された第一世代α"7000"には一般的な形状のフラッシュ取り付け部でしたが、1988年発売の第二世代α"7700i"から独自形状に変更になりました。使用できるのは"2000i"、"3200i"、"5200i"といった第二世代"i"シリーズ用フラッシュ、"2000xi"、"3500xi"、"5400xi"といった第三世代"xi"シリーズ用フラッシュ、5400HSなどの第四世代"si"シリーズ用フラッシュ、5600HS(D)などの第五世代用フラッシュなどのようです。 ソニー移管後のフラッシュについては不明です。 コニカミノルタ αアクセサリーカタログ(2005.1版)によると、ミノルタ・コニカミノルタ時代末期のフラッシュでも基本的な機能は動作するようです。 |
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| 日付写し込み(デート機能)電池の交換 | |||||||||||||||
デート機能無しのモデルは80,000円、デート機能付きでは5,000円高の85,000円だったようです。この個体はデート機能付きなのですが、電池切れのために日付が表示されません。そこで電池交換をすることにします。 裏蓋を開け、半透明プラスチック製の部品をコインを差し込んで外します。 |
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使用電池はCR2025ひとつです。 |
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百円ショップでは2個100円で入手できます。 |
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電池を入れると、1985年1月1日が表示されました。"MODE"キーを押すと、年月日【08 7 25】→月日年【7 25 08】→日月年【25 7 08】→時刻【P 8:00】もしくは【25 20:00】→"OFF"で切り替わります。 池村大一郎の英語学習おもしろダイアリー 3通りある,日付の年-月-日をいう順番によると、世界的には日月年【25 7 2008】が多く、日本や中国が年月日【2008 7 25】、アメリカが月日年【7 25 2008】という傾向のようです。 時刻の12時間表示/24時間表示は、時刻を表示しているときに"ADJUST"ボタンを2〜3秒押し続けると切り替わります。 日付の設定は、"SELECT"キーを押して変更したい項目を選択し、"ADJUST"ボタンを押して数値を変更します。"MODE"ボタンを押すと完了です。 |
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1988年の発売から20年を経た2008年7月の日付をセットしました。しかし、取扱説明書によると、日付は2009年12月31日までの対応となっているそうです。実際に操作してみると、2009年の次は1985年に戻ってしまいます。 |
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| 歴代ミノルタα"7"シリーズ | |||||||||||||||
αシリーズは核となる機種に数字の"7"を名前に入れてきました。1985年 α7000 1988年 α7700i 1991年 α7xi 1993年 α707si 2000年 α7 - - - Konica Minolta - - - 2004年 α7 DIGITAL - - - SONY - - - 2007年 α700 (DSLR-A700) |
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1985年に発売されたα7000です。定価はボディのみ88,000円、多くの方がセットで購入した左の画像のレンズ"AF35-70 F4"は定価35,000円でした。1985年当時の物価で合計金額12万3000円にもかかわらず、日本のみならず世界的に大ヒットしたそうです。 α7000の簡単な使い方に関しては、当サイト内のα7000簡易マニュアルをご覧下さい。 【関連リンク】 コニカミノルタ α7000 取扱説明書(PDF) |
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1988年に発売されたα7700iです。定価はボディのみで85,000円(デート付)だったそうです。α7000ではオートフォーカスでピントが合う範囲が画面中央の小さな■でした。そのため、撮りたいものが画面中央にない場合はシャッターボタンを半押ししてピントを固定し、カメラの向きを動かして構図を決めるというフォーカスロック撮影が必要でした。 そこでα7700iではフォーカスエリアを拡大することで、ピントが合う範囲が拡大しています。 【関連リンク】 コニカミノルタ α7700i 取扱説明書(PDF) |
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1991年に発売されたα7xiです。定価はボディのみで98,000円だったそうです。「ゼロタイムオート」が特徴とされています。これはグリップを握ってファインダを覗くと、シャッターボタンを半押しすることなく自動でピントが合うという機能です。 グリップの指先が当たる部分には、指先が触れているかどうかを感知する「グリップセンサー」が設けられています。また、ファインダー窓の下には、ファインダーをのぞいた状態かどうか(ファインダ付近に物体があるかどうか)を検知する「アイセンサー」が設けられています。 「グリップセンサON」かつ「アイセンサON」でオートフォーカスが作動します。仮にグリップセンサだけでは握っているだけでAFが動作しっぱなしになり電池を消耗してしまいます。かといって、アイセンサだけではストラップで吊しているだけで「ファインダ上に物体がある」と感知して、これもまたバッテリーの無駄な消耗に繋がります。そこで、2つのセンサを装備したのではないかと思います。 日付写し込み機能は2019年12月31日まで設定できるそうです。 【関連リンク】 コニカミノルタ α7xi 取扱説明書(PDF) |
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【ボタン配置の変化】ミノルタαシリーズは1世代ごとにボタン配置が変化していきます。 α7000は左肩の機能ボタンを押しながら右肩のアップダウンボタンを押して数値を変更します。 α7700iは左肩のMODEボタンを押しながらアップダウンレバーを往復させて撮影モードを変更します。露出補正・フィルム給装モード・フォーカスエリアの選択は、変更する項目を右肩の▲(セレクトキー)で前もって選択しておき、左肩のFUNCボタンを押しながら右肩のアップダウンレバーで数値を変更します。 α7xiは右手親指付近にある"FUNC"ボタンを一度押すと、前ダイヤルでPASMの撮影モード変更、後ダイヤルで露出補正となります。"FUNC"ボタンをもう一度押すと、前ダイヤルがフォーカスエリア選択、後ダイヤルが測光方法の変更(14分割ハニカム測光/スポット測光)ができます。 操作する手段はα7000がボタン、α7700i がスライドレバー、α7xiがダイヤルと変化します。 【AF/MF切り替えについて】 α7000のAF/MF設定は電源をオン・オフしても保存されます。しかし、α7700i、α7xiになると、MFで撮影中に電源OFFし、再度電源ONするとAFに戻ってしまいます。 |
TAKAよろず研究所http://www.geocities.jp/taka_laboratory/ 2008/7/31製作 |